
うーん・・・

冒頭からどしたのレシンソン君、悩み事かい?
お金の相談以外なら乗ってあげられるよ!あ、でも彼女ほしいとか無理な相談はダメだよ!

喧嘩売ってんのかオメーはよ。
いや「FXチャート分析の要!テクニカル分析とは」で移動平均線ってのあったろ?

うん!テクニカル分析のトレンド系指標の基本中の基本の移動平均線のことだね!
それがどうかしたの?

わさとらしい説明口調やめろ。
いやざっとした説明だったからもっと深堀りしてほしいなと思ってよ、使い所とか

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テクニカル指標の基本 移動平均線

移動平均線は、ある一定期間の終値の平均値を繋いだ線のことだよ。
上向きであれば上昇トレンド、下向きであれば下降トレンド、上向きでも下向きでもなく横這いであればトレンドではない=レンジ相場と判断でき、またそこから転じて上下方向に推移すれば上昇、下降トレンドに移行したと判断出来るっていうチャート分析の基本中の基本ともいえる指標だよ!
トレンドの推移


これはある期間の20日移動平均線と4時間足を切り取ったものなんだけど、上昇、下降、横這いになってるのはわかるかい?

そら見ればわかるわい

じゃあ軽く復習だよ!
上昇トレンド、下降トレンドにある移動平均線で何か気づくことはあるかい?

上昇トレンドの時はローソク足が移動平均線より上で、
下降トレンドの時はローソク足が移動平均線より下に、だろ?

そういうこと!ローソク足と組み合わせることで
「移動平均線よりもローソク足の方が上なら上昇トレンドの強気相場」
「移動平均線よりもローソク足の方が下なら下降トレンドの弱気相場」
という一つの判断材料して見ることもできるんだ!

移動平均線の上下動だけじゃなくローソク足との位置関係も大事ってことだな
サポートライン・レジスタンスラインとしての役割

・・確か「FXチャートで相場の方向性を把握!トレンドについて」であったような・・

そう!サポートラインやレジスタンスラインといえばトレンド転換やトレンド終息を推測する線なんだけど移動平均線でその役割も担うこともあるんだよ。
「押し目買い」をする時なんかに使われているよ!

オシメ買い・・?
まだ介護が必要な歳じゃねーよぶっとばすぞ

「押し目買い」!
相場が上昇トレンドにあるときに、一時的に相場が下がる調整局面を狙って買いを入れる手法のことだよ!
いわゆる逆張りってこと!

またひとつ賢くなってしまったか。
まあそれはそれとして図で説明してくれんか?


あ~・・言われてみればそう見えなくもないなあ・・
似た挙動してんな、わざわざ自分で描画せずともおおよその意識として捉えられるわけか
複数の移動平均線

複数の移動平均線?そういや「FXのチャート分析の要!テクニカル分析とは」の説明でも3本くらい表示してたな

そうだね!
移動平均線は1本だけでもトレンドの有無を判断できることはできるんだけど
複数表示させることによって「トレンドの強弱」も判断できるようになるんだ!


「ゴールデンクロス」は短期移動平均線が中・長期移動平均線を上抜けするときだっけか。
確かに3本同時に上向きの時はい勢いが強いな。

そうだね。もちろん1本だけの移動平均線を使って取引する人もいるけど
複数の移動平均線を使用することで買いのシグナルやトレンドの転換点を速めに察知することが可能だから
応用力を考えれば複数使用するに越した事はないはずだよ!
グランビルの法則と移動平均線

まずは「FXチャートに活用できる! グランビルの法則とは」を見てくれよな!

移動平均線を活用するときは「グランビルの法則」も抑えておくべきポイントだからね!
提唱されたのは50年以上前だけど現代の相場でもこの法則は多くの投資家が基本として意識しているんだよ。
「〇〇の法則」というと難しいイメージあるけれど、考え方はいたってシンプルだからちゃんと理解しておこう!
今回は実際にチャート図に当てはめて説明していくよ!

①移動平均線が上向けし、価格が移動平均線を上抜けしたタイミング
②移動平均線が上昇中、価格が移動平均線を上抜けし、再度下抜けしたタイミング
③上昇中の移動平均線に向かい、価格が下がり移動平均線の手前で価格が上がったタイミング
④下向きの移動平均線と価格が大きく乖離したタイミング

こうやって見るとわりとわかりやすいシグナルってのが伝わってくんな

そりゃわかりやすいチャートを探してきたからね。
実際はこの①~④と連続性があるチャートはそうそうないからね!
「法則を意識して」チャートを見ることの方が大事なんだよ!

①移動平均線が上昇後、横ばいか下降に転じて価格が平均線を下抜けしたタイミング
②移動平均線が下降時に価格が大きく下落し再度上昇後、価格が移動平均線を上抜けたタイミング
③移動平均線が下降時に、価格が下落して反発しても移動平均線を上抜けしないタイミング
④価格が移動平均の上に大きく乖離したタイミング

これまたわかりやすいシグナルだねぇ

実際、こうやって見ると如実に法則性があるからね、現代の取引において今でもグランビルの法則が
重要視されているのも納得だよ!ただ「必ずしもこの法則が当てはまる」ことが無いこともあるから
100%信頼するってわけじゃなく「意識して見る」ことが大事だよ!
複数の移動平均線による収縮と拡散


レシンソン君、このチャートを見てみて何か気づくことある?

タイトルでネタバレしてるからアレなんだがな
上昇トレンドの後、横這いになって、再度上昇トレンドになってるけど
横這いの時に3つの移動平均線が収縮して、上昇トレンドの時に拡散しているのがわかるわ

よく気づいたね!これは
期間の異なる3つの移動平均線が拡散から収縮するタイミングは相場が落ち着くシグナルで、再度拡散するようなときはトレンドの転換点となるから、収縮時はエントリーする絶好の機会となるんだ!
1本だと判断しにくい時でも3本だと視覚的によりわかりやすくなるってことだね!

はえ~・・・これは成程なってなったわ
こういう使い方があるんだな

まだまだ移動平均線を使った取引手法は沢山あるから今回はここまでにしておくね!
次回は「テクニカル分析 応用編 移動平均線②」で説明していくよ!
それじゃ、またね